2011/10/27

【模擬患者】頭を使う医療面接と心を使う医療面接

白色 ハート 箱 かわいい - 写真素材
(c) GOETHEストック写真 PIXTA

SPの前田純子さんのブログ(シーラカンスのひとりごと)を読んで、触発されて考えてみたことです。

シーラカンスのひとりごと:訪れた変化

前田さんは、このエントリーで、頭で考えることを無理にがんばっていたけど、力を抜くと楽しくなったと書いています。前田さんの場合、普段、頭より心を使う方が 多いので、頭で考えるばかりの場面は、ちんぷんかんぷんなんだと思います。

そこで、はたと気がつきました。

理性が先立つ、頭を使った医療面接は、その逆のことが、起こっているのではないのかということです。

普段使わない心を使おうとする医療面接には訓練が、いることなので、学生が医療面接すると、頭で考えたコミュニケーションになりがちです。

感性を働かせて、患者さんの気持ちに共感しましょうと言われても、ちんぷんかんぷんの状態になって、結局、頭ばかりの表面的なものになってしまうというわけです。

なので、そこをフィードバックで、気づいてもらえたらなと思います。もちろん、医療の中では、理性と感性つまり頭と心の両方を、上手に使う必要があります。

頭で考えながら、心も働かせることができるようになるためには、医療面接でも、変な力を入れずに、力を抜いて臨むことで、患者さんと良好なコミュニケーションがとれるのではないでしょうか。

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