"プレゼンテーションzen" (Garr Reynolds, ガー・レイノルズ)
日本の駅で売られている駅弁のようなシンプルで無駄のない精神をプレゼンテーションに取り入れることができないかと、東京から大阪へ帰る新幹線の中で思いついたという場面からはじまるのが印象的だ。
日本に住んでいると日本の文化のすばらしさについては、気づかないものだが、禅の精神とプレゼンが結びつくのは、すごい。
改めて考えてみると、茶道、華道、書道など、日本らしくて美しいと思うものは、すべてシンプルなものだ。京都の竜安寺の石庭も、小学生のころは、わからなかったが、大学生になるとそのシンプルな美しさに感動したことを覚えている。
プレゼンテーションZENについて、端的に表しているプレゼン→こちら
シンプルでインパクトのあるプレゼンがしたいと思いながら、ついつい、文字が増えてしまいがちである。今までのプレゼンは捨てて、新しい発想でプレゼンを作ろうと思わせる本だ。
”プレZEN”に、興味を持ちながら、なかなか、本を購入することはなかったのだが、PIPCセミナーで、衝撃のプレゼンテーションZENに出会い、そこから、はまっている。
PIPCとは、内科医が考える精神科疾患の診かた のことで、プライマリケアの領域で、診療をされている医師が、精神科疾患(うつ、双極性障害、統合失調症など)を持つ患者をどう診ていくかという内容のセミナーが行われている。
内容もともかく、まる1日のセミナーの中で、全編において、スライドは、すべてプレゼンテーションzenの精神のもとに作られている。
なんとも衝撃的なセミナーで、内容はもちろんのこと、こうやってプレゼンテーションzenを実行するのかということでもいろいろ学ばせてもらいました。
それからというもの、学会発表は、別ですが、基本的にプレゼンをするときは、プレゼンテーションzenの精神にのっとってやっていこうとがんばっています。
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