2011/07/06

【模擬患者】よりよき医療コミュニケーションを求めて


前田さんの本の解説を加えたいと思います。構成は、第1章、第2章、第3章からなります。

第1章  模擬患者(SP)として大切なこと
はじめに/SPの働き/SPになるために必要なこと/患者を演じる/フィードバックする/標準模擬患者と模擬患者/最後に

第2章 岡山SP研究会のSP養成講座へ参加する
SP養成講座のはじまり/聴いてみよう!/やってみよう!/標準模擬患者/みてみよう!/模擬患者/感想を伝えてみよう/SPとして成長を続ける

第3章 こうして私は模擬患者(SP)になった
SPとしての私の願い/SPとしての原点/SPとの出会い/SPデビュー/SPがやってはいけないこと/SPの受難/SPの味方/SP養成講座の始まり/持ちつ持たれつ ─OCSIA(オシア)との出会い─/空の大きな虹/岡山SP研究会が目指していること

これから、SPになりたい、SPをしている、SPを育てたいという方を対象としていますが、広く医療コミュニケーションに興味がある方に読んでいただければと思っています。

特に第3章は、医療者と患者のコミュニケーションを考える上でも、医学教育について考える上でも、多くの方に読んでほしい内容です。第2章は、物語ですので、読み物として読むと楽しいです。第1章は、SPの真髄の部分ですので、模擬患者を少しでも経験された方であれば、なるほどと思っていただけるのではないかと思います。

読む順番のおすすめは、第3章→第2章→第1章です。本の順番でいうと逆ですが、読みやすい順番だと、第3章からになります。すぐに読みきってしまえる適度な薄さがたまらない本となっています。

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