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ヨガを始めたのは、5年前のことでした。
新しい年になって、新しいことをしたいというのと、体を動かすことがしたかったのが、最初のきっかけです。友達と一緒にジムにいったりしてましたが、何かが違う。私は、基本的に体を動かすのが嫌いなんです…ジムとか、プールとか、基本的には自主的にすすめるもの、私には続かないと思いました。
ヨガなら、それほど、激しい運動じゃないし、体が柔らかいのだけは自信があったので、これなら、続けられるかもと思って始めました。そして、Lohastyleというヨガ教室に出会い、通い始めました。
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最初の1年は、初心者のクラスに通って、動きを覚えてなんとなくできた気になってました。体を動かすのは気持ちいいし、とりあえず、運動嫌いな私が、体を動かすことが続いたのは、奇跡ともいえることでした。
そんなとき、ニューヨークの有名なヨガの先生がワークショップを岡山でされるとのこと。教室以外でヨガをするのは、はじめてでしたが、どんなものか興味があり参加しました。
2時間ほどのセッションでしたが、基本的な動きは、いつもと同じです。あえていうなら、少し強度が高く、いつもより強くポーズをとったり、少し難しいアサナに挑戦したりしました。
普段は、1時間ちょっとのクラスですので、2時間近く続けて体を動かすのははじめて。そして、最期に、とても不思議な体験をしました。
先生が真ん中に座り、参加者が円になって座りました。そして、先生がマントラを唱え始めました。参加者と先生の声が重なりあって、自分自身の身体に響いてくるそんな感覚でした。
少し宗教的ですが、ヨガのクラスでは、最初と最期にマントラを唱えることがあります。精神集中をしたり今ここでヨガができることを感謝したりというような意味があるようです。
最後に先生が(英語でですが)「ヨガができることを感謝して、ここにいない多くの人の幸せを祈りましょう。」というようなことを言われたと思います。
そうすると、なぜか、涙が出てきました。別に悲しいことを思い出したとかいうことではなく、自然に出てきました。そのあと、鼻水がでて大変だったのですが…
この体験を通じて、ヨガは身体を動かすフィットネスではないことに気づきました。もっともっと深くて精神面にも影響を与えるものだと思いました。そこから、ますます、ヨガにはまっていきました。
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