病院で薬剤師として働いています。気分はたいてい晴れてますが、ときどき曇りのことも...それでも、周りの人々に支えられながら、日々がんばってます。 今、自分がはまっているコトやモノを紹介したいと思います。
2011/07/13
【模擬患者】SP本執筆の裏話
「よりよき医療コミュニケーションを求めて」は、第1章、第2章、第3章から構成されています。
⇛詳しくは:【模擬患者】よりよき医療コミュニケーションを求めて
第1章からできあがったかと思いきや、実をいうと第3章が、最初に出来上がった部分でした。第3章は、前田さんがSPになってから、今までのお話です。エッセイ風になっていますが、前田さんが経験の中で得た気づきも一言ずつでまとめています。シーラカンスと呼ばれるSP会の化石、前田純子がどうやってSPになっていったのかがわかる読み物です。
第3章ができた時点で、中野先生から、リクエストがありました。前田さんの話は、おもしろいとは思うけど、もうちょっと骨となるような部分がほしいなと。ライフサイエンス出版の薬理と治療という学術雑誌に掲載されるのですから、ちょっと、アカデミックな内容も必要だったわけです。
ということで、第1章が完成しました。これは、前田さんが、SPとは?というプレゼンでいつも話していることを、なんとか、文章にしたものです。ただし、前田さんの語りは、常に変化し続けています。第1章は、今読むと、うーん、こういう表現はもうしていないよなーちょっと伝わりにくなあという箇所がいくつかあります。なので、もし、第2弾を書くチャンスをいただけるものならば、第1章を大幅修正したいです。
第2章については、岡山SP研究会のSP養成講座でどんなことをしているのか、表現してみました。完全に架空のおはなしです。いかにも、松下先生や前田さんが、しゃべったように書いてますが、まったくの妄想です。SP養成講座に参加した受講者が、養成講座を通じて変化していく様子を表現しようとしました。
第2章が一番あとからできたのですが、最終の締切り間際で必死で書きました。読み返してみると、第2章が一番おもしろいし手の込んだ内容になっていることに気づきました。
あとから、読み直すと細かい表現は、直したくなるのですが、我ながらよく書いたなと思います。あっ、誤解のないように言っておきますが、あくまでも著者は前田純子です。私は、前田さんの表現したいことを文章で表現しただけです。しかし、お互いに影響しあっているということは否定できません。
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