2011/07/21

【課外活動】医療面接を勉強するサークル

診察[1325644] - 写真素材

SP(模擬患者)さんたちの協力のもと医療コミュニケーションの勉強をするサークルがある。OCSIA(岡山臨床スキルアップ研究会(okayama clinical skill improving association) 通称,オシア)と呼ばれる医学部のサークルで、どうやら、私と同じ学年の医学部有志が数人集まって、2003年くらいから活動を始めたようだ。

以下、OCSIAのホームページより

岡山臨床スキルアップ研究会(okayama clinical skill improving association) 通称,"OCSIA(オシア)"岡山大学の学生が中心となってPrimary Careに必要な能力を学ぶことを目的としたサークルです岡山SP研究会の協力のもと医療面接を中心とした勉強会を毎月行い、その他それぞれの分野で 活躍している講師をお招きしての勉強会を開催しています岡山だけでなく他県の学生・研修医・医師 とともに、疑問・不安を解決しながら 「よりよい医師」を目指して活動しています

医学部のサークルで私が何をしているのかというと、毎月の定例会で開催されているロールプレイで使うシナリオを作成している。今年のスケジュール予定は、こんな感じ。


4月 初診
5月 小グループ
6月 緩和(オピオイド導入)
7月 行動変容(アルコール性肝障害)
9~11月
・家族面談 ・告知 ・小グループ いずれか
12~2月
・ビデオ振り返り ・救急ネタ ・小グループ(学生が患者役) いずれか
3月 振り返り

毎月、新しいシナリオを考えるのは、結構、しんどい…

でも、OCSIAという医療コミュニケーションを勉強する場は、学生はもちろんだが、現役の医療者にとっても学ぶところが多い。というのも、現場で経験がある開業医の先生方も参加され、ロールプレイについて、熱くディスカッションを行うのだ。

代表の1〜2名の学生が、みんなの前でSPさんとロールプレイをする。周りから見られているという緊張感と低学年であれば疾患や治療に関する知識など、手持ちの札が少ないことから激しい緊張の中で患者さん(模擬患者)と面接を行う。

そんな中でも、目の前の患者(SP)に真剣に向かい合えば向かい合うほど、学生のその人らしさ(個性)が出てくる医療面接になる。そうやって、医療コミュニケーションの練習をしている。

いつもディスカッションが白熱して、定例会は、19時半開始で21時終了のはずが、22時をすぎ最終的に片付けたのは23時ということもよくあること。濃密な時間を過ごせるOCSIAの場は、SPさんにとっても勉強になるといってくれる貴重な医療コミュニケーションの場である。

参加している学生の勉強になるように今後もシナリオ作りをがんばりたいと思う。

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