ポートフォリオの定義 |
ポートフォリオ(portfolio)とは、元来、紙バサミ、折りかばん、書類入れを意味し、情報を一元化するという機能を有している。
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つまり、本来の意味は、port(持ち運ぶ)+folio(ファイル)というところだろうか。昔は、紙のファイルだったのだろうが、現在ではクリアファイルが一番それにあてはまるかと思う。ファイルの形はどうでもよくて情報を一元化するという機能に意味がある。ただし、ポートフォリオを始めるにあたって、自分の好きな色、材質、形のファイルを選ぶことは、意外にも重要なことだ。
学習の場で用いるポートフォリオ |
学習に用いられるポートフォリオは、学習の記録を一元化し、学習者が自分自身を振り返り、成長を続けるためのツールである。
(c) YsPhoto|写真素材 PIXTA
ポートフォリオとgoogleで検索すると、一番ヒットするのは、資産家が分散して投資している金融商品の一覧表というものがヒットする。情報を一元化するという意味では、ポートフォリオの本来の意味に沿っているが、ここで用いているポートフォリオというものは、学習者が用いるもの。
一元化するのは、学習の記録であり、それらを活用して成長を続けるためツールということになる。英語の医学教育論文を読むと、reflective portfolioという単語が出てくる。直訳すると省察ポートフォリオという意味で、自らを省みるという行為が重要視されている。
ポートフォリオを活かした評価 |
ポートフォリオを活かした評価(以下ポートフォリオ評価)は、数値化できない能力を評価する1つの方法で、学校教育や医療者教育で注目されている。
ポートフォリオ評価については、鈴木敏恵さんの本で勉強した。これについては、本を読んでくださいというのが、正直なところだが、それでは、無責任なので、ブログの中で少しずつ書きたいと思う。
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