2011/07/31

【ヨガ】ヨガがもたらすもの

ヨガの効果として、以下のことがあげられています。

01 コミュニケーション
02 筋肉や関節の柔軟性
03 体のダイエット
04 心のダイエット
05 自分らしくなれる
06 奇跡
07 身体的な健康
08 想像力と創造力がつく  
09 人生の上々
10 美しい体
11 ヨガの習性
12 メンタルバランスの安定

なんだか、いいことづくしです。ヨガを初めて5年になると思いますが、どんな効果があったか考えてみたいと思います。


"ヨガが丸ごとわかる本 (趣味の教科書)" (Yogini編集部)

2011/07/30

【旅】屋久島の森の中

屋久島の観光名所といえば、縄文杉があまりにも有名ですが、何よりも杉に到着するまでの森の中の景色がすご過ぎます。

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降雨量がすごく多い屋久島は、森の中の湿度も常に高い状態。木々の背が高いので、下界のような蒸し暑さは感じませんが、湿度が高いだけあって苔がすごい!

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森の中は、真夏でも地上に比べれば涼しいのですが、それでもザックを担いで山道を歩いていると体は熱くなってきます。そんなとき、湧き水で手や顔を洗って、飲み水もいただくことになります。

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屋久島は花崗岩でできた島なので、湧き水は超軟水。日本人が感じるおいしい水の究極。水をくんできて、焼酎の水割りにすると最高なんです。

本当に屋久島の森は、感動的です。もののけ姫に出てくる森は、屋久島の森がもとになっていると聞いたことがありますが、本当に、シシ神様出てきそうな雰囲気があります。


"もののけ姫【劇場版】 [VHS]" (宮崎駿, 久石譲)

2011/07/29

【本】ヨガが丸ごとわかる本


"ヨガが丸ごとわかる本 (趣味の教科書)" (Yogini編集部)

ヨガをはじめてから、1年くらいたって本格的にはまってきた頃に買った本です。写真も多くて、難しい哲学の話も視覚的になんとなく理解できるようになっています。

私は体を動かしてみて体で体得するというのが、どちらかというと苦手。先に、理論を知っておきたいたちなんです。

なので、この本はヨガをまるごと理解する上でとても役にたちました。ヨガにはたくさんの流派があること、ヨガ哲学、ヨガのポーズ(アサナ)、ヨガ用語など、ヨガの成り立ちについて、さらっと読みやすく書かれています。

この本を読んで、いろいろなワークショップに出たり、週何度か、ヨガクラスに通って先生の話を聞いているうちにわかってきたことがあります。

”ヨガは生き方”

ということです。仕事ばかりしていないで、少し自分のための時間を作る、体を休める、食べ過ぎない、精神的なストレスをちょっと横においてみるなど、こういう日常的な行為も、ヨガの一部だということです。

ようするに古代から伝わる長生き健康法なんですね。現在のヨガでは、アサナと呼ばれるヨガ独特のポーズや動きのほうが、取り上げられることが多いですが、アサナはヨガのあくまでも一部。悟りを開くための助けになるだけであって、ヨガのすべてではないということです。

2011/07/28

【課外活動】SGDのためのSGD

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ワークショップ開催のきっかけ

先日、実習指導薬剤師のためのワークショップが、開催されました。今年の4月くらいから内容を温めてきたワークショップです。

病院薬剤師会の実習委員会の中で、SGD(Small Group Discussion)のやり方がよくわからない、1つの病院だけでは不安なので、いくつか集まってやりたいなど、SGDに対する不安の声がときどき出ていました。

学生に指導している薬剤師は、学生時代に小グループでの勉強やディスカッションによる教育を受けていない世代です。たとえ、ワークショップなどでディスカッションという経験があっても、ファシリテーションについては、また、別のスキルになります。

というわけで、今回のワークショップを企画しました。

対象者は、県内の病院薬剤師で、学生の実習指導に関わっていることを条件にしました。岡山は、グループ病院での実習を行っており、各グループから参加者を募りました。

講師の先生は、倉敷中央病院の福岡先生です。福岡先生を知っている人にとっては、絶対、参加したいワークショップなのですが、残念ながら、今回の参加者は、限定して応募しました。
ワークショップのスケジュール
第1部 学生によるSGDのデモンストレーション
第2部 SGL(SGD)に関連したミニレクチャー
    実習指導に関するシナリオを用いたディスカッション

第1部では、貴重な三連休の最終日に学生に集まってもらって、SGDのデモンストレーションを行いました。福岡先生が用意されたシナリオは、低学年の教育で使うものですが、学生の興味を引く内容でした。

第2部では、福岡先生にミニレクチャーをしていただきました。当初、スライドによるプレゼンは予定されていなかったようですが、今回の参加者には、少し基本的な知識の部分も必要なのではないかというお話をしたところ、臨機応変にスライドを用意してくださいました。

ワークショップ振り返り

第1部では、ファシリテーターとして、SGDに参加したのですが、いつもやっているように、沈黙を貫くという作戦にでました。もちろん、あまりにも議論がそれたら、介入はするつもりでした。デモンストレーションとしては、あまり、派手さがなくて見ているだけの参加者にはつまらなかったかなあと反省する点もあります。

が、福岡先生のフィードバックで、鬼のように放置することで、学生は自分たちがやらないと前に進まないと思わせることは、何回かSGDをするのであれば大切と言われました。

SGDのときについつい自分がしゃべってしまう先生もおられるようなので、沈黙に徹した私のデモンストレーションもある意味わかりやすい例だったかなあと振り返ります。ただし、重い雰囲気の中で学生はつらかっただろうにと思います。そこはゴメンナサイといいたいところです。

さて、第2部は、私が勝手に考えたスケジュールにより、福岡先生によるミニレクシャーの時間がありました。私が知りたかった実習指導のためのヒントが盛りだくさんでした。手間暇かけて用意したワークショップなので、少しは自分のためになるようなこともないとやってられないですが、このレクチャーだけでも大満足でした。

さらには、ディスカッションのあとの質問タイムでは、SGDやファシリテーションとは、関係ない部分での実習に関する私の普段の悩みを聞いてもらい、とてもすっきりしました。

他の参加者には、申し訳ないですが、ほぼ自分のために考えたワークショップで、ほんとに得るところが多かったです。
これからの展望

これからは、認定実務実習指導薬剤師のためのワークショップにとどまらず、指導者のためのワークショップの機会を増やすべきだと思います。薬剤師の世界では、なかなか、ワークショップを開催することは、提供側も参加側もまだまだ敷居が高いのかなと感じるところです。

最近、教育関係のワークショップには、参加してないのですが、やっぱり、おもしろいなあと思いました。また、岐阜のMEDCにも行きたいなあ。

2011/07/27

【模擬患者】シナリオに命が吹き込まれる瞬間

ハート[584133] - 写真素材

私が模擬患者(SP)にのめり込むきっかけとなったのが、SP研修用のシナリオを書くおもしろさに目覚めたところが大きいと思う。

自分の書いたシナリオをもとにSPさんが演じることで、まるで本物の患者がそこにいるように感じるわけですが、まさに、シナリオに命が吹き込まれる瞬間といえます。

SPが使用するシナリオには、患者基本情報(名前、性別、年齢)、今までの経過、社会的な背景などが情報として描かれています。今まで、見よう見まねで独学でシナリオ作成をしてきました。その中でのシナリオ作成に関する私なりのこだわりをまとめてみました。

◯患者の名前のつけ方
◯症状の経過は、時系列で書く
◯A41枚程度にまとめる
◯患者の感情は、極力シナリオには入れない

これからのシナリオ作成時の課題は、特に医師用のシナリオにおいて、疾患の情報として整合性が取れているかを確認する手段を得ること、ロールプレイの場面設定を現実にありうる場面設定にして、はっきり明示することなどなど、かなあと思ってます。


"模擬診察シナリオ集 第5版 病気になって初めて知ったこと&スケルトン病院" (岐阜大学医学教育開発研究センター)

2011/07/26

【実務実習】ポートフォリオの3つの要素(1)振り返り

朝のレイクルイーズ[1411792] - 写真素材


振り返りって反省とは違うの?

実務実習で成功するためのポートフォリオの3つの要素のうち、一番、重要なのが、振り返りだと思っている。英語で、学習に用いられるポートフォリオのことを、reflective portfolioと呼ばれている。

reflectiveは、そのまま訳すと「思索にふける, 考え込む」という意味になる。いろいろな書籍を読んでいると省察という言葉が出てきた。反省とは異なるということは、なんとなくわかったけど、どういうことだろう。正直、うまく学生に説明出来ていない部分だ。


振り返りがわからなくてもなんとなくできてしまう

振り返りについて説明するならば、自分を俯瞰する=客観的に自分を評価すると言うことだといえる。できたことも、できなかったことも、第3者の目線で見つめることが重要になる。


でも、頭ではわかっていても、腑に落ちるには、実際にポートフォリオを続けてみるしかないのだ。でも、意味もなくポートフォリオを作っていては、単なる記録になってしまう。なので、振り返りが自然にできるように、工夫している。


"ポートフォリオ評価とコーチング手法―臨床研修・臨床実習の成功戦略!" (鈴木 敏恵)の中で、様々なフォーマットが紹介されており、それらを参考にワークシートを用意している。
1.日々の振り返り  
1日の終には実習の記録を記入する時間がありますが、そのときに、必ず、今日1日について自己評価をする。
2.1週間の振り返り  
1週間を振り返って、自分の気持ちも含めて記録する。次の週へ向けての目標もこのときたてる。
3.実習の途中での振り返り
実習の途中で、凝縮ポートフォリオを作成する。凝縮ポートフォリオを作成することで、自らの実習の記録を振り返ってみる良い機会になる。
4.成長報告書
実習の最終日に、成長報告書を書く。自らが成長したと思うところを3つ上げてもらいます。そして、それをどう未来に活かすかまで記入する。

このように、しつこく自らが作ったポートフォリオを見直す機会を設けている。見直すという作業は、結果的に自らの内面的な部分を見つめることになることもあり、今までやってきた中で、”恥ずかしいです。”と言う学生もいた。


振り返りじゃなくて、ふりかえりなんです
 
 ある時、大学院の学生が凝縮ポートフォリオに、以下のようにまとめていた。
自分で自分をふりかえることはとても大切。 目標と、それを達成するためにの行動を明確にすることで「ふりかえり」が簡単にできる。
→成長の実感 また、いろいろな人から意見をもらうことは、モチベーションの維持、学習意欲の工場につながる。積極的に学び、理想とする自分を目指す!!!
振り返りをあえて、ふりかえりと平仮名にしていたので、どうしてそうしたのか学生に聞いてみたところ、

「振り返りだと、なんかブンっておもいっきり振り返って自分を厳しい目でみてるような感じですけど、ふりかえりだとやわらかくふりかえるっていう意味で、ちょっと自分に甘くして、自分の成長したところもみようと思ったので、今回そうしました。」

という答えが返ってきた。なるほどなあ~と妙に納得。学生にポートフォリオについて説明しているものの、私自身、自分のポートフォリオを一定期間作成して、それを見直すということを常日頃からしているわけではない。

一番の実践者である学生から、学ぶことは多く、そう言われて改めて”振り返り”について考えることができた。

この学生が感じた感覚を言葉にして学生に伝えられるようにしたい。今のところ、とにかく言われたようにやったらいいからというメッセージが強いような気がするので。

2011/07/25

【本】見てわかる、「断捨離」

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"見てわかる、「断捨離」 (マガジンハウスムック)" (マガジンハウス)

流行りの断捨離本。今更ですが、読んでみました。

見てわかるというタイトルの通り、漫画家 槇村さとるの断捨離体験日記(もちろん漫画)に始まり、実際の実例集(一人暮らしから、家族4人の3LDK、キッチン、会社のデスクまで)のビフォア・アフターが掲載されています。

もともと、断捨離という言葉が有名になるきっかけとなった本にも書いてあるだろう断捨離の基本的な考え方も掲載されています。

ところで、断捨離という言葉ですが、仏教用語と思いきや、著者のやましたひでこさんが造った言葉だったんですね。

この本(雑誌の特別号)を読んでみてですが、断捨離の考え方については、私の中にすっと入ってきました。というのも、ヨガの中で、断行、捨行、離行という教えがあるんですね。なので、何の抵抗もなく受け入れられることができました。

不必要なものを買わないのが”断”
使っていないものを処分するのが”捨”
それらを繰り返すことで、自分自身が見えてくるこの状態を”離”

ということのようです。

不要なものを買わないのと今持っているものを捨てられないのとどちらができていないかというと、私の場合は、圧倒的に捨てられないのが問題です。

大学時代もずっと実家暮らしだったので、今まで、引越しをしたこともなく、自分の持ち物について、見直す機会もなくきました。できるだけ、不要なものは、持たないようにしてきたつもりでしたが、やはり、断捨離目線で見るとたくさん処分する必要があるものがあります。

捨てられない理由には3つのタイプがあるようです。

忙しくて片付ける時間がないという”現実逃避型”
今はもう使っていない過去の産物を捨てられない”過去執着型”
なくなったら困るといって未来への不安要素へ投資する”未来不安型”

これら3つについて、少しずつ、思い当たる節がありますが、中でも特に私は過去執着型だと思いました。幼稚園のときに幼稚園に行くとシールを貼ってもらえた連絡帳(出欠帳)もまだもっています。

さて、この過去の産物を捨てられない過去執着型の人にとって、断捨離を加速させるためのツールもあわせて使うとより効果があると思います。

これは、どの整理術などの本を読んでも、あまりはっきりとは書いていないように思うのですが、私は、EVERNOTEは、確実に断捨離を加速させると思います。

これは声を大にして言いたい。
EVERNOTEは、断捨離を加速する!


"新・片づけ術「断捨離」" (やました ひでこ)

【はまってます】EVERNOTEの特徴その2:どこからでもアクセス

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ビジネスツール[1857904] - 写真素材

EVERNOTEの2つ目の特徴として、どこからでもアクセスできるということがあげられています。私の場合は、自宅PCから、職場のPCのから、iPhoneからということになります。

職場のパソコンは、電子カルテが入っている関係で、USBで接続できないようになっています。なので、USBメモリスティックでデータを持ち運ぶということができません。幸いにもインターネットには接続できる状況なので、データを共有するという意味でEVERNOTEは重宝してます。

iPhoneは、EVERNOTEの中身を参照するということでも意味がありますし、逆にiPhoneから写真をとってアップロードということもしています。

例えば、学会へ出かけるときは、予約したホテルや新幹線の時間、学会会場の情報などを入れておきます。そして、学会会場では、気になった講演の要旨をiPhoneでスキャンしてEVERNOTEへ入れたりします。

iPadがあれば、iPadとEVERNOTEの相性はかなり良いみたいなので、さらに活用方法が広がるかなと思います。

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【はまってます】Evernoteのこと
【はまってます】EVERNOTEって、結局、何がいいの?
【はまってます】EVERNOTEの特徴その1:何でも保存
【はまってます】EVERNOTEの特徴その2:どこからでもアクセス

2011/07/24

【ヨガ】シンプルに生きる喜びを味わう

花一凛 蓮の花[992123] - 写真素材


YOKOHAMA yogafest 2009に参加したときのこと、欲張っていろいろなクラスを受けてみました。ヨガには、いろいろな流派があり、インストラクターも様々でした。

3日間のお祭りです。3日間も朝から晩までヨガすることなんて、日常生活の中では体験することがありません。それだけでも、開放感があり充実した3日間でした。さらに、いつもと違うアプローチで教えてもらいますので、いろいろな発見がありました。

その中でも、Yoga of HeartsのMark Whitwell (マーク・ウィットウェル)先生のクラスが一番印象的でした。とてもシンプルにヨガの根本的なところを教えてくださいました。

1.毎日ヨガをすること

2.誰かにヨガを教えること

1.毎日ヨガをすること

決して過剰にならないように自然体の中でヨガをすること、ただし、毎日続けること。3ヶ月続けることができたならば、世界が変わる。

毎日ヨガをするために、7分間でできるアサナ(ヨガのポーズ)をクラスの中で教えてもらいました。とてもシンプルな動きですが、終始、強調されていたことがあります。それは、呼吸と身体の動きです。
”The movement follows the breath,
the breath leads the movement"
必ず、吸うときに身体を広げる、吐くときに体を縮めることが大切と繰り返し言われていました。これは、ヨガの流派に関係なく、実行出来ることです。


2.誰かにヨガを教えること

現代社会の中で、ヨガをしている人は圧倒的に女性が多い。この不均衡を是正したいと願っておられました。男性がもっとヨガをするようになれば、世の中、もっと平和になる。なので、周りの人(特に男性に)ヨガを勧めて欲しい。

これら2つのことは、Mark Whitwell 先生が、参加者へ約束してくださいと言われたことです。たったこれだけのことですが、実行するのは難しい…

たった、7分ですが、毎日ヨガをするという実践はできていません。きっと、実践できたらもっとヨガの恩恵を受けることができるんだと思います。




2011/07/23

【旅】美味しい屋久島

屋久島に行って毎回なにしてるかというと、自然の中で遊んで、食べて飲んで寝てます。

山に登って食べたお弁当。竹の皮にくるんであって、シンプルですが、うまい!屋久島の森の中で、川のせせらぎを聞きながら、食べるごはんがおいしくないわけなんかない!


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山に登ること自体が、感動的な体験ですが、山から降りてきてから飲むビールと焼酎は最高!

おなかを空かせた私たちに、さば節を出してくれました。一応、お箸をつけずに我慢して撮影してから、頂きました。


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そして、待ってましたー!

トビウオのすり身のつけ揚げ!これは、本当に美味しい。毎回、おみやげにすり身(冷凍)を買って帰ってます。屋久島の焼酎とすり身があれば、屋久島の気分を自宅でも少しは再現できます。すり身と焼酎どちらもなかなか手に入らないんですけどね。


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2011/07/22

【本】究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる


"究極の文房具ハック---身近な道具とデジタルツールで仕事力を上げる" (高畑 正幸)

テレビ東京の人気番組「TVチャンピオン」全国文房具通選手権に出場、3連続で優勝したことで有名な高畑さんの本です。

文房具マニアという点でももちろんすごいのですが、私にとって重要なのは、デジタルツールとの連携という点。昨年の年末にScanSnapを購入した際に、ScanSnapの活用方法について、いろいろ調べたのだが、一番、参考になったのは、高畑さんが書かれた記事でした。

今回、文房具ハックを読んでみて、自分でもやってみようと思ったことを3つあげます。

1.山根式袋ファイルシステム
 封筒を用意して、関連書類(ときには書類でないものも)をまとめて入れて、カタカナ3文字でタイトルを先頭につけて、通常のタイトルと日付をつけて整理するという整理術。

”◯◯◯・タイトル 日付”

という要領で、封筒にタイトルをつけるだけではなく、同じようにPCにもフォルダを作成し、スキャンしたファイルをそこへ放り込む。進行形のプロジェクトは、封筒に原本があり、終わったプロジェクトは、スキャンして廃棄してしまうことも可能。記録だけはデジタルファイルとして残るという流れになる。

2.自分用の紙の色を決める
 これも、手軽にできるなと思ったので、黄色い紙を買ってみました。内容確認中の書類や何度も見直す可能性がある書類(例)勉強会準備のためのチェックリストなど)は黄色の紙に印刷しておくことで紛失せずにすぐに見つけ出せる。

3.マスキングテープの活用
これは、自分でもやってると思ったこと。最近、マスキングテープは、可愛らしい物が多いので、なんとなく貼っただけでかわいらしくみえるし便利。また、いつでもはがせるしね。

ただし、マスキングテープに文字を書こうとすると、普通のネームペンでは、はっきりと書くことができません。本には、マスキングテープにきちんと書ける油性のペンが紹介されていました。なるほど!


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一部拡大してみました↓

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また、ちょっとずつ、実行できたらいいなと思ってます。

2011/07/21

【課外活動】医療面接を勉強するサークル

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SP(模擬患者)さんたちの協力のもと医療コミュニケーションの勉強をするサークルがある。OCSIA(岡山臨床スキルアップ研究会(okayama clinical skill improving association) 通称,オシア)と呼ばれる医学部のサークルで、どうやら、私と同じ学年の医学部有志が数人集まって、2003年くらいから活動を始めたようだ。

以下、OCSIAのホームページより

岡山臨床スキルアップ研究会(okayama clinical skill improving association) 通称,"OCSIA(オシア)"岡山大学の学生が中心となってPrimary Careに必要な能力を学ぶことを目的としたサークルです岡山SP研究会の協力のもと医療面接を中心とした勉強会を毎月行い、その他それぞれの分野で 活躍している講師をお招きしての勉強会を開催しています岡山だけでなく他県の学生・研修医・医師 とともに、疑問・不安を解決しながら 「よりよい医師」を目指して活動しています

医学部のサークルで私が何をしているのかというと、毎月の定例会で開催されているロールプレイで使うシナリオを作成している。今年のスケジュール予定は、こんな感じ。


4月 初診
5月 小グループ
6月 緩和(オピオイド導入)
7月 行動変容(アルコール性肝障害)
9~11月
・家族面談 ・告知 ・小グループ いずれか
12~2月
・ビデオ振り返り ・救急ネタ ・小グループ(学生が患者役) いずれか
3月 振り返り

毎月、新しいシナリオを考えるのは、結構、しんどい…

でも、OCSIAという医療コミュニケーションを勉強する場は、学生はもちろんだが、現役の医療者にとっても学ぶところが多い。というのも、現場で経験がある開業医の先生方も参加され、ロールプレイについて、熱くディスカッションを行うのだ。

代表の1〜2名の学生が、みんなの前でSPさんとロールプレイをする。周りから見られているという緊張感と低学年であれば疾患や治療に関する知識など、手持ちの札が少ないことから激しい緊張の中で患者さん(模擬患者)と面接を行う。

そんな中でも、目の前の患者(SP)に真剣に向かい合えば向かい合うほど、学生のその人らしさ(個性)が出てくる医療面接になる。そうやって、医療コミュニケーションの練習をしている。

いつもディスカッションが白熱して、定例会は、19時半開始で21時終了のはずが、22時をすぎ最終的に片付けたのは23時ということもよくあること。濃密な時間を過ごせるOCSIAの場は、SPさんにとっても勉強になるといってくれる貴重な医療コミュニケーションの場である。

参加している学生の勉強になるように今後もシナリオ作りをがんばりたいと思う。

2011/07/20

【模擬患者】感性の人:前田純子(岡山SP研究会代表)

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前田さんは、ポエマー(詩人)なので、文章に行間が多くて、感性がどこまでも広がっています。同じような感性だと、感じ取ることができるのですが、それでは、伝わる人と伝わらない人がでてきてしまいます。なので、本を書くときに、私は行間を埋めるような作業をしました。つまり、5W1Hを明確にしました。

SPは、ロールプレイ中のこころの動きを捉えて、フィードバックするという働きがあります。なので、前田さんは、感性を働かせる文章、つまり、詩のような表現方法であれば、得意なんだと思います。理論的な展開が必要な文章、例えば、学会の抄録のような文章は、苦手。できないことはないと思いますが、かなりの訓練が必要です。

訓練することで、前田さんの感性が押し込められてしまうことも心配なので、無理にそういう文章を書くように練習してほしいとは思いません。ただし、前田さんは、常に何かを表現することで、精神的に落ち着くのではないかと、思っていました。なので、2010年の1月から、ブログのアカウントを無理矢理つくって、ブログを始めてもらいました。 携帯メールから投稿できるので、常に写真つきです。写真+ちょっとした文章という手軽さもよかったんだと思いますが、2年目となった今でも続いていて、しかも、だんだん、文章がうまくなっています。

そして、精神的にもタフになったなあと思います。ブログだけではないと思いますが。そんな様子を横で見ていて、私もブログを続けたら、別の世界が開けてくのかなあという期待があったことも、このブログを始めた1つです。

2011/07/19

【実務実習】ポートフォリオの概念を伝えることの難しさ

ポートフォリオが理解できない?

2006年から訳もわからず始めたポートフォリオだったが、何回か繰り返すうちに、だんだん掴めてきた。それでも、いろんなタイプの学生にポートフォリオを経験してもらったことで問題も出てきた。学生にアンケートをすると、ポートフォリオについて、”結局最後までよくわからなかった”という意見が、1つ2つ出てくるということだ。20人のうち1、2人なので、1割ぐらいの学生は、よくわからないけど、言われるがままにやっていたということになる。

実習オリエンテーションでは、たっぷり時間をかけて説明していたつもりだったが。


人物 ビジネスウーマン [1782475] - 写真素材

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わからなかったと答えた学生も、こちらの意図していることは、記録していたし、内容も問題なかった。じゃあ、何で理解できなかったと思ったのだろうか?

答えは学生のポートフォリオの中にある
ポートフォリオの要素は、学習の記録(今までのいわゆる実習の記録)+目標+振り返りである。目標を持ちなさい、振り返りをしなさいと言うだけでは、頭で理解しているようでなんとなく具体的な行動にうつすのは難しい。抽象的な話になりがちなので、なかなか理解するのが難しいのだと思う。薬学部で勉強することのうち、抽象的な話はほとんどない。


ビジネスマン 悩む 考える [1015539] - 写真素材

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なので、ワークシートを活用している。記入していけば、中長期および短期の目標をたてることができる。振り返りも、言われるがままに、1日、1週間、実習期間全体を振り返って、まとめてみるということができてしまう。

例えば、ありがちな今までの実習の記録


今日は、病棟で患者さんへ服薬指導をした。難しかった。先生が自然に会話をしている様子をみてすごいと思った。明日もがんばろうと思う。

ポートフォリオで目標と振り返りの要素を入れると…


<今日の目標>
患者さんと話をするときに話しやすい雰囲気をつくる
<今日したこと>
A病棟で術前の患者さんと話をした
<今日得たこと>
患者さんから話をしてもらいやすい雰囲気をつくるためには、意識して”間”をつくると良いというアドバイスを先生からいただいた。
<自己評価(振り返り)>
目標にしていた話しやすい雰囲気という点では、50点くらいの結果だった。先生は、手術前の患者さんからうまく不安を引き出していた。いただいたアドバイスをまた実践できたらいいなと思う。

単に実習の記録を書いてもらうのではなく、項目にわけるだけで、随分、具体的で学生の成長や個性が見えてくる実習の記録となっていく。学生自身もあとから振り返って自分の成長を感じられるだろうし、指導者側もどんなことに興味があるのか、どんな気づきがあったのか、どこでつまづいているのかなど、具体的な指導ができるようになる。

結局、わからないままでいいのか?

学生がポートフォリオの概念を完全に理解していなくても、ワークシートを用いれば、なんとななることはわかった。それでも、ポートフォリオの本質をわかっていると最終的なゴールがわかっているのだから、ポートフォリオを作成するほうが、学びが多いことは明らかだ。

最近では、実務実習初日のオリエンテーションでガー・レイノルズのプレゼンテーションZENを使って、ポートフォリオについて話をしている。特に抽象的な話とプレゼンテーションZENは、相性がいい。

高解像度の画像を使ったプレゼンは、少なくとも大学の講義ではみたことがないという意味でインパクトはあるようだが、まだまだ、学生を一気にその気にさせるプレゼンはできていない。

ポートフォリオの概念について伝えることは難しいが、これからも力を入れていきたいところである。

プレゼンテーションzen

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