細かいことを設定しているほど、SPさんの演技がより正確になることは確かですが、あまりにも細かい経過や詳細な設定をシナリオに描いてしまうとSPさんが”記憶する”ことに一生懸命になりすぎて、”イメージする”という作業に力をいれることができなくなります。
かと言って、あまりにも省略したシナリオだと、SPさんに想像してもらう部分が増えすぎて、シナリオの狙いから外れてしまう可能性があります。いろいろなシナリオを書きましたしたが、A4用紙1枚分くらいが適量ということがわかってきました。
ちなみに、できれば、12ポイントの文字が喜ばれます。例えば、前回の症状の経過に患者背景を付け加えるとすると、
28歳 女性 ◯◯ ◯◯ (←リアルな名前を考える)
<今までの経過> <患者背景> |
こんな具合になります。A4用紙にすると3分の2が埋まって、450文字程度の分量になります。これは、シナリオとしては、少し短めで、いつももう少し長いです。改めて、シナリオに含まれる文字数をカウントしてみたところ、だいたいいつも600〜800文字くらいでした。
600〜800文字って学会の要旨の量と同じくらいってことですね。はじめて、気づきました。
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