日経WOMANonlineで紹介されていた記事をみて、思いついたことがあります。
自己嫌悪やイライラさようなら!ほめ手帳&振り返りノート心療内科医や精神科医、心理学者がそれぞれの専門的な知識をもとに書いてあるので、大脳生理的なちょっとよくわからない難しいところも易しく書いてあって、へえーって感じです。
第1回から第5回までのシリーズになっています。第1回と第2回では、過去のつらい経験を思い出して後悔したり、先のことが不安になったりするのはなぜか、下向きになったこころの状態を上向きに変えるための方法が書いてあります。
私が注目したのは、第3回〜第5回についてです。
いろんな不満や不安で頭がぐちゃぐちゃという状況から脱出するために、
ステップ1 振り返りノートを書く
ステップ2 ほめ手帳を書く
というステップを踏むことにより、こころがスッキリして、自信が出てくる!というもの。
ここでの振り返りノートを書く理由としては、まずは、書くことでストレスを溜めずに吐き出すという効果を期待しているようです。さらに、漠然とした不安や不満は、物事を大雑把に捉えて、悪い方へ考えてしまいがちなので、客観的に考え見える形にすることで、今の自分が実行できることが見えてくるからだそうです。
ここまで読んで、あれっと思いました。これって、SP養成講座でも出てくる感情と事実を分ける訓練なのでは?
ここでは、ネガティブな感情に目を向けていますが、模擬患者として訓練するのであれば、とにかく、感情が動いたことに注目して振り返りノートを作ってみるというのはどうかと、勝手に考えてみました。
日常生活の中で模擬患者として訓練することが重要といいながら、具体的な方法は、今までなかった訳ですが、これなら、ノートが1つあれば、実行できるし失敗してもリスクはありません。
ただし、文章を書くことに抵抗がある場合があると思います。単に文字を書くことがいやなのであれば、シーラカンスのひとりごとのようにブログを書くという方法もあると思います。
文章自体を書くことが苦手という場合は、人に話を聞いてもらうのがいいと思います。ただし、感情を事実と分けるとか、模擬患者とかわかっている人に話をしないと単に愚痴を聞じかされているように思われるので注意が必要です。
なぜ、うれしかったのか、
なぜ、不安になったのか、
なぜ、わくわくしたのか、
なぜ、嫌な気持ちになったのか、、、
これらを振り返ることが模擬患者の訓練にもなり、自分と向き合うことにもなるのではないかと思います。
そもそも、普通に社会の中で生きている大人であれば、むしろ、こういった感情が自分の中にあったとしても、気づいていない可能性があります。振り返りノートを書いてみて、人としていろいろな感情を抱えていることに気づくだけでも大きな収穫になるのではないでしょうか。
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