"ヨーガの真実―自らを知り、発見し、その生命を大切にしていく心を育むためのヨーガ (GAIA BOOKS)" (マーク ウィットウェル)
最近本は、しばらく買っていなかったのですが、久々にAmazonで購入しました。
ヨガフェスタ2009で出会ったマーク ウィットウェルが書いた本です。多くの示唆に富む本ですが、本に書いてあったのは、たったひとつでした。”あなたは、すでにすべてを手にいれている”
というメッセージです。 マークウィットのワークショップには、ものすごく感銘を受けたのですが、その理由がわかりました。いろいろな流派を超えて、ヨガをしている人へシンプルなメッセージが発せられていました。
現在の世の中は、社会、文化、宗教によって歴史の中で形作られたこうあるべきという理想に、もっと近づかなければならないと、人々はもがき苦しんでおり、本来の人間としての姿を失っているということです。
そして、さらに、驚くべきことに、ヨガ自体が、その負のスパイラルを助長してしまう恐れがあるということなのです。
悟りをひらかなければならない、有名な指導者のようなヨガを実践するためにはたくさん練習しないといけない、このポーズができるようにならなければいけない…などなど。
ヨガは、本来の自分を取り戻すためのもので、今ココに実在している自分を感じることがすべてだとマークウィットウェルは説いています。
私は、もともと、運動が苦手で、運動量の多いヨガは苦手です。なので、自分にあったヨガを実践していくことこそが、ヨガだという教えは、すんなりと受け入れることができます。
ヨガをする人のための本ではありますが、見方を変えれば、現在の世の中で、どうやって生きて行くべきか示してくれる１冊です。
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