2011/09/15

【模擬患者】薬剤部でのSP研修会

内服薬と水 - 写真素材
(c) *ちはる*ストックフォト PIXTA

毎年1回は、前田さんにお願いして、薬剤部内でSP研修を行っている。今年は、5名の新人薬剤師対象に、ロールプレイをした。

お互い知っていることもあって、わきあいあいと和やかに研修は進んでいく。ロールプレイを実際にみんなの前でする当事者は、ドキドキして生きた心地もしないかもしれないけれど。

これから、仕事として患者さんと出会う新人薬剤師の患者とのコミュニケーションは、自分らしさがそのままでている。1人ひとりがたった1回のロールプレイであっても、多くの気づき、深い気づきを得ていることが表情をみていると伝わってくる。

ロールプレイがひと通り、終わったあと、今年は、輪になって分かち合いをしてみた。

「ロールプレイで起こったことが、うまくいったかどうかではなく、ロールプレイの中で、患者さんとどういうコミュニケーションをとっていたか、振り返りをすることが大切だ。」
と、用意していたわけではないが気づいたら自分でそう言っていた。

3年前に新人だった後輩に前田さんとロールプレイを体験してもらった。今では、2年前からはじまったSP研修の準備や司会進行をお任せしているが、研修会の最後にSP研修に関する思いを語ってくれた。

「前田さんとの出会いは、衝撃だった。・・・前田さんのようなSPがいるということを知ってもらいたかった。」

普段は、語られることのない思いが、思いかけず語られる場になったのだと感じた。普段の業務や勉強会とは、ちょっと違った視点から医療者としてのあり方を見つめる。そんな研修会として、続けられたらなあと思う研修会だった。

関連記事
前田さんのブログから
岡大薬剤部SP研修。。
岡大薬剤部SP研修2日目。。

0 件のコメント:

コメントを投稿