"テンプレート仕事術 ―日常業務の75%を自動化する" (信太 明)
タイトルの通り、テンプレートを作って日常業務の75%を自動化してしまおうという内容の本です。なんとなく、うまく行ったら自分の仕事が楽になりそうなイメージがあります。
何よりここで重要なのは、テンプレートを作る目的です。
もちろん、定型化による効率アップ、正確性の向上が目標なのですが、その先にある目的は、今の仕事を75%を自動化することで自分にしかできない仕事をすることができる。つまりは、本当にやりたい仕事に力を注ぐことができるというわけです。
テンプレートなら、今でも使っているし、職場で作っているマニュアルがたくさんある。これ以上は、定型化することができるのかと最初は思っていました。しかし、本書を読んで目からウロコのテンプレートの技がありましたでした。
体調管理のためのテンプレート、接待のためのマイミシュランガイドなど、そんなのもありかという著書が考案したテンプレートは本文中に紹介されています。
私が何よりもなるほどと思ったのは、本書の著者が社内で、テンプレートをオープンにして共有していることです。
テンプレートは、多くの人の異なった視点により、よりブラッシュアップされ洗練されていくというものです。自分のノウハウを外に出したくないからとそういう小さいことをいっていたら始まりません。
うまくいったことは、テンプレートにして伝えていく、そして自分にしか出来ないクリエイティブな仕事に心血を注ぐことを著者はすすめています。
仕事もプライベートも、テンプレートに落とし込めることはないかと早速考えているところです。
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