2012/05/09

【模擬患者】今年度初めて、OCSIA定例会に参加しました(その1)

_Users_hiromi_Library_Application-Support_Evernote_data_101370_content_p22532_c5eb930be6350bfb375fa40d7033737f.jpeg

今年度、初参加のOCSIAでした。前からのメンバーの努力もあって、新しい方がわんさか!来てくれていました。新しい顔ぶれの参加はうれしいですね。

<関連記事>

【課外活動】医療面接を勉強するサークル

私自身が久々の定例会だったこともあったのですが、いろいろと感じるところがありました。毎回、OCSIA定例会は、刺激されてかきたてられることが多いのですが、今回は、感じるところが大いにありました。

OSCEを経験する前のロールプレイの良さ

私自身は、OSCEを否定していないです。OSCEをすることで、医療面接の最低限のレベルを担保するものになりうると考えています。OSCEはあくまで型を勉強することが目的であり、実際の臨床現場で使えるようになるためには、自分なりに消化して自分の型をみつけていく必要があります。

OSCEでは、どうしても型にはまった個性の出にくい医療面接になるというデメリットがあると思います。聞かなければいけない項目を必死で覚えて、「共感の声かけ」をしたかどうかが、点数アップになるという不思議な状況が、学生の個性を押さえてしまうように思います。

OSCEを受ける前の教育を受けていない学生が、医療面接をするとどうなるか・・・ 本人からは、医学的な知識がないので、医療面接は初めてなのでという感想がでてきます。強烈にできなかったーと思うようです。

ロールプレイは自分のコミュニケーションがさらされるわけで、あまり気持ちの良い体験ではありません。自分の姿を目の前につきつけられるようなそんな強烈な体験です。

不謹慎にも、私はロールプレイを見ていて、にやにやしてしまいました。なんせ、型にはまっていない、個性が花咲いた状態なのですから!

OSCEはいいのだけれど、学生の個性を引き出すようなコミュニケーション教育ができたら、すばらしいのになあと思いました。とても、難しいことだとは思いますが。

0 件のコメント:

コメントを投稿